2014年2月6日木曜日

SSF近況報告

幾つかご報告致します。

(1) 昨年10月から再開した「石神井川・上石神井アパート付近の川づくり懇談会」(東京都第四建設事務所主催)で、1月28日に一応の結論が出ました。下の2枚の絵のような形で今後進められます。詳しく聞きたい方には個別にお答えします。


(2) 昨年10月から井の頭かいぼり隊に参加して来ました。12月までは講習と簡単な実習。1月末から2月にかけての土日など、計5日間かいぼり隊に参加。池に入って魚取りしたのは3回、あとは普及啓発でした。その様子などはテレビ・新聞で数多く報道されております。かなり正確な内容だったと思います。前半(1月25日,26日)だけでも捕獲数は8700匹余り。コイやナマズ、ソウギョ、ハクレンなどの大型魚150尾。コイは大型が多かったのですが、数は予想以上に少なかったと思います。保護された在来種ではモツゴ194、ゲンゴロウブナ159、ギンブナ27、ヌマチチブ1583、テナガエビ800、スジエビ3、トウヨシノボリ13、クサガメ11、石亀3、スッポン5、など。 駆除対象は、オオクチバス268、ブルーギル5292、ギギ77、アオウオ14、ソウギョ5、ハクレン3、ターナー類(北米産カメ)2、ミシシッピアカミミガメ7、など。 駆除対象が7割近くを占めていました。中でもブルーギルが圧倒的でした。 この内、体長30㎜以内のものが約5200尾です。いわゆる稚魚段階のもので、ヘドロの中から網ですくい取る、石垣等の・u樞イ屬涼罎・蘢匹そ个靴栃瓩泙┐襪茲Δ幣・屬任靴拭・靴・發海Δ靴進甞雄邏箸亮損楸莪茲眩澗里・蕕垢譴个瓦・造蕕譴身楼呂世辰燭隼廚い泙后・・w)2月1日(土)には、体長98cmの巨大ナマズの捕獲を見ました。おとなしく捕獲されました。こんな大物もいるんですね。まさに池の主的存在です。
  ブルーギルは恐るべき相手です。井の頭ではかいぼりは27年度、29年度と計3回行われることになったおります。今回はPR効果も含めてそれなりの成果はあったと思います。繰り返すことによって、稚魚段階で捕獲を繰り返することで効果は期待できそうだと思います。ただ、今回は弁天池が護岸が弱く対象外になっていたこと、ヘドロは日干しのみで除去をしない、また、水草を増やす具体的な策がない、等の欠点があり、今後の課題です。
  こうした経過があり、残念ながら石神井池でのかいぼりは実現のめどが全く立っておりません。しかし、かいぼりの必要性は周知されつつあり、”井の頭モデル”モデルとして成功すればやがて……、と思っております。














(3) 昨年6月から石神井池で行われた植物等を使った水質浄化実験の報告はまだのようです。しかし、この際に行われた魚の捕獲では、大量のブルーギルの稚魚がありました(ALWAYS』9号で既報)。 石神井池でブルーギルが跋扈するのは時間の問題です。それらは石神井川に進出してくることは十二分に想像されます。
  そこでSSFとして『ブルーギル・バスター隊』を発足させたいと意気込んでいます。特定外来種指定なので、「園内に持ち込めない・持ち出せない」という法的な縛りがあります。
  そこで井の頭かんさつ会などの先達に学びながら、準備を始めていります。ブルーギルやブラックバスの害の恐ろしさ、その習性や捕獲方法、バスターズ(駆除隊)の組織づくり、公園の許可申請、活動資金の確保など、これまた課題の山積みですが、今やらずして何をやるか! の思いです。具体的に動きたいと思います。
  公園への申請は年度内に行う予定で準備しています。ブルーギル・バスターズは具体的には産卵・孵化する夏ごろから開始できないかと思っております。高校生や大学生と女性陣に呼びかけて人材を確保したい、と思っています。そして体制を整えて月1回程度の調査捕獲(捕獲したものを分類して在来種は池の戻す)を実施したい……。その思いです。応援できる方の紹介、参加の呼びかけ、アイデアなど何でもよいですから、これと言った知恵を出して下さい。良いもの、可能なものは出来るだけ取り組んでいきたいと思います。

ーーーSSF/佐藤英